接弦定理と方べきの定理
(中学生・高校生)

接弦定理



∠BCD = ∠CAD

円周上の一点から引いた接線と弦のつくる角は、その角内にある弧に対する円周角に等しい。

方べきの定理1



ABC∽△CBDより
AB:CB = CB:DB
AB・DB = CB2



左の図における
△ABCと△CBDにおいて、

∠A = ∠BCD

∠Bは共通


2組の角がそれぞれ等しいので、
△ABC ∽ △CBD

方べきの定理2




AB:CB = EB:DB
AB・DB = CB・EB



左の図において、

点Aと点C、点Dと点Eをそれぞれ結ぶ線分を引く。

すると、円に内接する四角形の性質(対角の和は180度)より、

∠A = ∠BED

∠C = ∠BDE


が成り立ち、

△ABC ∽ △EBD

(2組の角がそれぞれ等しい)が言える。

よって、左下の関係が成り立つ。

方べきの定理3




AE:DE = BE:CE
AE・CE = BE・DE



左の図において、

点Aと点B、点Dと点Cをそれぞれ結ぶ線分を引く。

すると、円周角の性質より、

∠A = ∠D

∠B=∠C


が成り立ち、

△ABE ∽ △DCE

(2組の角がそれぞれ等しい)が言える。

よって、左下の関係が成り立つ。

それぞれの定理をしっかり理解しましょう