ソルヴェイグの歌  (La Chanson de Solveig)

  今回は、ソルヴェイグの歌という曲をとり上げます。
  ノルウェーの作曲家グリーク (Edvard Grieg, 1843〜1907) は、イプセンの戯曲ペールギュント(北欧の伝説的人物の物語)への付随音楽として26曲からなる組曲を作曲しました。 「ソルヴェイグの歌」は、その中に収められています。妻ソルヴェイグが、夫ペールギュントの帰りを待ち続ける場面でうたう歌です。いま流れているのが、その曲のメロディーです。
  シャンソンの部屋では、ナナ・ムスクーリ (Nana Mouskouri) がフランス語で歌った曲をご紹介いたします。 ただし、フランス語の歌詞には著作権が残っている可能性もありますので、部分訳に留めます。
  なお、流れいるMIDIは、こちらのサイトよりDLさせて戴きました。

  Là haut dans le nord
  北の空高く

  Quand la nuit n'en finit pas
  まだ夜が明けぬとき

  De neiger sur les sommeils
  眠る者たちの上に雪降るところで

  Elga rêve encore
  エルガはまた夢を見る
  …………………………

  Au milieu du silence on entend s'élever
  静寂の中で聞こえる

  Comme une voix du ciel
  天の声のようなものが上がるのが

  Qui chante la romance d'un amour déchiré
  引き裂かれた愛のロマンスをうたう声が

  La chanson de Solveig
  ソルヴェイグの歌が

  ペールギュントは、放蕩を繰り返し、一儲けを企てモロッコからアラビアへ、さらにアメリカ大陸へと途方もない旅をし、 そして妻ソルヴェイグの腕の中で波乱万丈の人生の幕を閉じます。

  La Chanson de Solveig

  You Tube のサイトへ跳んで、歌が聴けます。但し、Meavが英語手で歌うものです。
  IE (インターネット・エクスプローラー) で再生の方は下の音楽プレイヤーを止めてから、 上のオレンジ色の文字をクリックしてください。
  2005/10  2014/07  

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